ガッツ理系キャリア形成 vol.4(げんたろうの場合)

こんにちは!博士課程1年,ガッツ理系大学院生のげんたろうです。
ガッツ理系読者の皆さんは,現在あるいは過去に研究経験のある方が大半ではないかと思います。

それはどんなテーマですか?
何を目指した研究ですか?
その研究の魅力は何ですか?

もちろん,一口に研究と言っても,宇宙の謎を追い求める研究,まだこの世界に存在しない新たな素材を作り出す研究,医療への応用を目指した技術開発などなど,色々あると思います。

僕の場合は,医大で研究していながら,やっている研究は医学研究ではなくバリバリの基礎研究。

扱う動物はマウスでもなければ,モルモットでもありません。
線虫というたったの1,000個程度の細胞から成るとても小さな生き物です。

宝箱

ちょうど下村博士のノーベル賞受賞で有名になった緑色蛍光タンパク質GFPや赤色蛍光タンパク質RFPを利用した研究で,体の組織や細胞ごとの遺伝子の働き方の違いを可視化できる,ポーター・システムの開発に携わりました。

例えば,このシステムを導入した線虫では遺伝子の働きに異常のある個体の体の色が緑から赤に変わったりします。
で,その赤く色が変わった個体をよくよく調べてあげると,遺伝子の働きを制御するしくみのヒントが得られるというわけです。

想像してみてください,それはまるでルビーやエメラルドが動き出したかのような光景です(図参照)。

しかし実用化という意味では正直言って医学応用も難しければ,産業応用も見えづらい研究です。

じゃあ僕のモチベーションはどこにあるんだろうかと考えると,それはやっぱり顕微鏡を覗くときのどうしようもないワクワク感と,僕の研究を面白いと言ってくれる人たちの存在なんだろうなと思います。

僕が考えるHotでHappyな大学院生ライフの条件は,研究のことを夢中になって議論できる人が身の回りにいるっていうことですね。

そういう環境をつくるために何かできることがあるとすれば,それは自分がまず他の人の研究に興味を示すことなんじゃないかなって思ってます。

おっと,隣の先輩がまた何か面白そうなデータを持ってきたようです。それでは!失礼します~

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