ガッツ理系読書 vol.3

「理系のための人生設計ガイド」(坪田一男)

本書は前回ご紹介した「理系のための研究生活ガイド」の続編であり、同じく坪田一男教授により執筆された本です。

つい先日も、マウスのiPS細胞から角膜細胞を作製し、一流の研究者として活躍されている坪田教授ですが、ご自身の経験を踏まえながら、「理系にも人生設計が必要だ」というスタンスで本書を執筆されています。

そして、研究に関することはもちろんですが、「経済」、「人脈」などの人生を生きていくために必要なことも学んでいった方が人生がうまくいくと述べています。


ところで、本書でテーマとなっている「人生設計」ですが、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか??


坪田教授は、まず、
自分が何に価値を見出しているか(バリュー)、
何を人生の目標にすえているか(ミッション)、
そして、どのようにしてその目標を達成するか(ストラテジー)を
決めることを勧めています。

このような人生の軸を設計した後、「自分年表」を作ってより詳細に自分の将来を考える段階となります。

自分年表には、何年先の自分がどのような状態か、を記入していきます。
このステップでは「研究ビジョン」だけでなく、「学習ビジョン」、「私生活ビジョン」、さらに「お金」のことをなるべく具体的に考えることが重要だと強調しています。

自分年表の作成により、将来の具体的な目標や道筋が見えてきますから、あとはそれに向かって頑張れば良いわけです。


また、人生設計以外にも、「留学」、「教授選」、「会社設立」などなど研究者人生を豊かにしていくのに必要な内容が本書には盛り込まれています。
興味がでてきた方はぜひ読んでみてください!

最後に、本の終わりにとても印象深い文章がのっていますので、紹介して終わりにします。


『「大学院をでたけどワーキング・プア」だという筋書きは自分自身の力で変えていく。
大学院を出たので自分の人生がこんなに開けた」というストーリーに変えていく。
それが、本当の自分自身の「人生設計」だと思うのだ』

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